「膝が見えるスカートをはきづらい」「最近パンツをはくのがきつくなった」など、さまざまな要因で「太ももを細くして痩せたい」と考えている人もいるでしょう。しかし実際には、太もも痩せの対策を行っても自分だけでは簡単には解消できない、改善に時間がかかる、と悩んでいる方が多いのではないでしょうか。今回は、太ももが太くなってしまう原因や、太ももケアの方法についてご紹介します。さらに短期間で太もも痩せしたいときのポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

太ももが太くなってしまう原因とは

太もも痩せしたいなら、太くなってしまう原因を知っておくと良いでしょう。分かれば、対処方法も選びやすくなるためです。

太ももが太くなってしまう原因には、以下のようなものが挙げられます。

それぞれについて詳しく解説します。

血行不良などによるむくみ

太ももが太くなる原因のひとつに、むくみがあります。むくみと血行不良は密接に関係しており、特に冷え性の人は慢性的に血行不良の可能性が高いため注意が必要です。毛細血管まで血液が循環しないことが原因で、冷えの症状が出ていると考えられるためです。血行不良になると血液だけではなく、リンパの流れも滞ってしまい、体内に水分がたまることでむくみやすくなってしまいます。

血液もリンパも、筋肉が動くことによって順調な流れを保っています。とりわけ、ふくらはぎは”第二の心臓”と呼ばれることもあり、ふくらはぎや脚を動かしていないと、血行不良やむくみを引き起こしてしまうのです。昨今ではリモートワークが増えたことによって体を動かす機会が減り、むくみが原因で太ももが太くなってしまう可能性があります。

脂肪・セルライトが溜まっている

脂肪やセルライトの蓄積も、太ももが太くなってしまう大きな原因です。
セルライトとは、脂肪細胞が肥大化した状態に、排出しきれなかった老廃物が結びついて固まってしまったものだと考えられています。太ももを親指と人差し指でつまんだときに、皮膚の表面がデコボコになるのがセルライトの特徴です。脂肪、老廃物、水分が絡みあっているため、通常の脂肪細胞よりも大きさが3倍ほどに肥大し、ダイエットをしても落ちにくくなっています。

女性は皮下脂肪が多いためセルライトができやすい傾向があります。太もものセルライトも、落とすためには脂肪を減らすこととともに、老廃物を排出することが大切です。

筋力不足による骨盤のゆがみ

筋力不足によって骨盤がゆがみ、太ももが太くなってしまうことがあります。

骨盤と太ももの太さは、一見、何の関係もないように思えるかもしれません。しかし実は、骨盤がゆがんでいるとむくみやすくなるため、脂肪が溜まりやすいと考えられています。

骨盤のゆがみの原因は、筋肉が凝り固まっていることと、筋力不足です。筋肉が緊張して柔らかく伸び縮みをすることができなくなると、体を動かすときに筋肉ではなく骨が動いてしまい、骨盤がゆがんでしまいます。また、骨盤の位置を支えているのは筋肉なので、筋力が不足すると骨盤を正しい位置に支えることができなくなってしまうのです。

正しい位置で骨盤を保持できなくなると、骨盤が正常に動かず、血流が滞ります。さらにふくらはぎなど下半身の筋肉の動きが制限され、リンパの流れが滞ってむくみにつながるのです。

筋肉の付きすぎ

筋力不足とは反対に、筋肉の付きすぎによって太ももが太くなることもあります。太ももには、大腿直筋をはじめとする大きな筋肉がいくつもついているため、筋肉が大きく発達すれば太ももの太さにつながるでしょう。

ただし、このタイプの太り方をするのは太ももの筋肉が発達しやすい競技を専門にするアスリートなど、ごく一部の方のみです。激しい運動をする方以外はほとんど該当しないでしょう。

効果的な太もも痩せの方法

太もも痩せに効果的な方法には、下記のようなものがあります。

それぞれの方法について、具体的な太もも痩せのやり方をご紹介します。

有酸素運動・エクササイズ

効果的な太もも痩せの方法として、有酸素運動やエクササイズが有効であると考えられます。太ももが太くなる大きな原因は、さきほど触れたようにむくみや、脂肪・セルライトの蓄積です。これらを解消するためには、体を動かすことによって筋肉を動かし、血行を促進するとともに脂肪を燃焼させることが重要です。

太ももを痩せさせたいときにおすすめのエクササイズには、スクワットや、ヨガの「三角のポーズ」などがあります。スクワットは、お尻や太ももの筋肉の動きを意識しながら行うと効果的です。ヨガの「三角のポーズ」は、以下の手順で行います。

筋トレ

効果的な太もも痩せの方法としては、筋トレも有効です。筋力不足による骨盤の歪みが疑われる人は、筋トレを行って筋力をつけ、骨盤のゆがみを整えてみてください。

骨盤のゆがみを整える筋トレには、骨盤まわりの筋肉を鍛えるトレーニングをおすすめします。具体的なやり方は以下の通りです。

マッサージ

太もも痩せのためには、セルフマッサージを行うのもおすすめです。セルフマッサージを行うと、血流やリンパの流れを促すことができ、さらにセルライトをほぐす助けにもなります。冷え性で血行不良の方や、むくみを感じている方、セルライトが気になる方もぜひセルフマッサージをしてみましょう。

このとき、オイルやクリームを塗布しないままマッサージを行うと肌を傷つけることになるため、必ず塗布したうえで実施するようにしてください。

セルフマッサージの具体的なやり方は以下の通りです。

セルフマッサージは、必ずひざの上から脚の付け根に向けて、下から上へと行うようにしてください。

ストレッチ

太もも痩せには、ストレッチも有効であると考えられます。ストレッチを行うと、筋肉をほぐすことが可能です。凝り固まった筋肉によって血行不良が起こっていたり、骨盤がゆがんでいたりすることもあるため、ストレッチはむくみにも、また骨盤のゆがみにも効果的でしょう。

具体的なストレッチのやり方は、以下です。

このストレッチで、太ももの裏からお尻の筋肉までを伸ばすことができます。同じ動きであれば寝転がって行っても効果があるため、寝る前やリラックスタイムに試すのもおすすめです。

食事制限

太ももが太くなる原因のひとつに脂肪の蓄積があります。消費しきれなかった脂肪がセルライトとなってしまうため、脂肪やセルライトが多い方は食事制限によって脂肪を消費することも太もも痩せには効果的です。

ただし、ただ食べる量を減らすようなダイエットを行うと、筋力が落ちてかえって骨盤がゆがんでしまうなど、必ずしも効果的に太ももが痩せないことがあります。消費カロリーが摂取カロリーを上回るよう、カロリー計算をしながら献立を考えることが大切です。また、栄養バランスを考慮し、脂質は少なめ、タンパク質を多めに摂るように心がけましょう。

脂肪を減らすために、体内で脂肪に変わる炭水化物を抜くダイエットが効果的だといわれることもあります。しかし、エネルギー源である炭水化物を完全に抜いてしまうと、健康リスクやリバウンドのリスクが高いことも事実です。完全に抜くのではなく、1日70~130gを目安に調整するのがおすすめです。白米の場合、茶碗1杯(150g)に含まれる炭水化物の量は約57gといわれていますので、参考にしてみましょう。

短期間で太もも痩せしたいときのポイント

短期間で太もも痩せをしたいなら、無理なダイエットや食事制限は避け、ストレッチや筋トレを組み合わせて着実なセルフケアを行う必要があります。さらに早く効果を出したいときは、体質に合わせたプロのパーソナルケアがおすすめです。

プロのケアを受ける際に、体質に合った方法ならより納得のできるケアを体験できるでしょう。ソシエでは、エステティシャンが一人ひとりにあわせて、マシンケアとハンドケアを組み合わせたパーソナルケアの提案をおこないます。

ソシエのマシンケアでは、人の手ではもみほぐすことのできない深部のストレッチを行い、理想のボディメイキングを目指せます。さらにハンドケアでは、マシンでは実現できない丁寧なハンドタッチで滞りをケア。ハンドケアにはリラクゼーション効果もあるため、日頃の疲れを癒やしてリラックスしながらダイエットできるメリットもあります。マシンケアとハンドケアをご自身に合った方法で組み合わせるからこそ、自分にとって最良のボディケアを実現できるでしょう。

まとめ

太もも痩せにはいくつかの方法があり、筋トレやストレッチといった方法でゆっくりとケアしていくのがおすすめです。どの方法も集中して1日で行うのではなく、継続することがダイエット成功のポイントとなります。

しかし、もっと早く効果を出したい、できるだけ自分にあった方法で最短で成果を出したいと考えるのは当然のことです。時間をかけたくない場合や、自分にとってベストな方法でのケアを求めている場合は、ぜひソシエのパーソナルケアをお試しください。